三国山脈(新潟) シシゴヤノ頭(1472.6m) 2019年6月29日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:36 登山口−−6:48 渡渉−−6:50 大源太山分岐−−8:25 シシゴヤノ頭 8:36−−9:37 大源太山分岐−−9:38 渡渉−−9:48 登山口

場所新潟県南魚沼郡湯沢町
年月日2019年6月29日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道終点に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無しだが足に触れる程度の草はある
危険個所の有無条件により北沢の渡渉がヤバい。川幅が広く通常の水量で防水性のあるハイカット登山靴でぎりぎり渡渉可能な水深。ちょっとでも水量が増えると長靴が必要なレベルになると推測される。フィックスロープがあるが大雨直後は渡渉が危険なレベルになるだろう
山頂の展望良好
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コメント大源太川沿いの林道終点にある登山口から往復。北沢の渡渉は思ったより水量が多く厄介で、ちょっとでも増水すると登山靴を水没させずに渡るのは不可能。登山道は夏草が若干足にかかる程度で状態は基本的に良好。湿った南風が吹き込んで県境稜線はガスがかかって見えなかった




大源太山登山口駐車場。先客が準備中 大源太山登山口
刈り払ったばかり 北沢渡渉箇所。登山靴で渡れるか微妙な水量
対岸の道も良好 大源太山/シシゴヤノ頭分岐(右へ)
ややグレードが落ちるが登山道が続く 標高1000m付近。少し草が被る
ギンリョウソウ イワカガミ
標高1180m付近 標高1300m付近の倒木。通過が面倒
標高1430m付近 シシゴヤノ頭山頂
シシゴヤノ頭山から見た巻機山、大源太山
シシゴヤノ頭山から見た西方向
シシゴヤノ頭山から見た北方向
シシゴヤノ頭山から見た飯士山 帰りの大源太山分岐点
帰りもギリギリの渡渉。長靴が安全 登山口に戻る。先客はいなくなっていた


 谷川岳周辺の登り残しの山では、七ッ小屋山近くの大源太山とシシゴヤノ頭がある。時間があれば2つを合わせて周回するのが効率的だが、今日は既に松手山を登り終えていること、午後から雨の予報なので、まずはシシゴヤノ頭だけ片付けることにした。大源太山は秋以降に涼しくなって天気がいい時にでも登ろう。今日登っても雲の中で真っ白でせっかくの大展望が皆無の可能性が高い。

 大源太山、シシゴヤノ頭とも登山口は同じで、大源太川沿いの林道終点からとなる。ここまで普通車で入れるのか分からなかったが、現場に行くと問題なく入れた。終点が駐車場で先客の車が1台。夫婦らしく女性の方は準備が終わって登山口で待ち構えている状況。挨拶して私が先行して登山道に入る。登山道には刈られた草が散乱し、整備した直後らしい。いいタイミングだ。

 登山道は右岸に沿って緩やかに上がっていき、ヒロクボ沢と北沢が分かれた先で北沢を横断する。メジャーなルートなので橋があるかと思ったら存在せず、水面の1mくらい上にフィックスロープが張られていた。川幅は広く、水深はそれほど深くはないが浅くもなく、半分程度は飛び石で容易に進めるが、その先は石は水面上に顔を出しておらず、水中の石を足場に渡るしかない。ハイカットの登山靴でギリギリ水没しない程度であり、今より少しでも水嵩が増えれば水没は確実。雨が降る前に下ってこないとヤバいかも。通常でもできれば長靴を用意して渡りたい場所だ。なお、後続の夫婦は女性の方がここを渡れなかったようであった。大きな声がしたので靴が水没したのかもしれない。

 対岸に渡り、僅かに進んだところで大源太山とシシゴヤノ頭の分岐が登場。どちらの案内標識にも清水峠があるので分かりにくいが、それぞれの山頂は別々に書かれているので問題ないだろう。

 シシゴヤノ頭方面の登山道は、これまでよりやや道のグレードが落ちて草がはみ出したり、斜面に段差を付けて登山道を水平にしている箇所が甘くなったりしているが、周囲の灌木藪や笹はきれいに刈られて登山道としては1級である。1か所だけ倒木が道を塞ぐ場所の通過が面倒であった。この倒木はかなり腐食が進んだ木で、強風等ではなく自然に倒れたのだろう。夏山シーズンが開幕する前に処理されるかな。

 道端には真っ白なギョウリンソウや、まだ花を付けたイワカガミが見られた。

 山頂直下でようやく樹林の高さが低くなり森林限界らしくなってくる。振り返ると越後湯沢市街地が遠くに見えているが、南から流れてくるガスに時々隠されてしまう。それでもまだこの付近はガスがかかっていない時間の方がずっと長く、県境稜線はおそらくずっと雲の中だろう。下手をすると先週のように県境稜線付近のみ雨が降っているかも。

 樹林が低くなってまもなくシシゴヤノ頭山頂に到着。高い木は無く開けた山頂で展望がいい場所だが、松手山に引き続いて周囲の山々は雲がかかって見えない。北に行くほど天気はいいようで、標高の高い山では巻機山や苗場山が見えていたが、予想通り県境の山々は雲の中で影も形も無かった。大源太山は雲にかかるかかからないかギリギリの位置だった。

 さすがに本日2山目で累積標高差は1400m程度登ったので疲労を感じ、山頂で風に吹かれながら休憩。風が強いが気温が高いので、風を避けられる場所ではなく風が当たる場所で休憩した。これまでの季節は物陰で風を避けながらであったが、もうそんな時期になってしまった。暑すぎてこの標高の山に登れなくなる日も近いだろう。

 帰りは往路を戻る。北沢の渡渉は相変わらずギリギリだったが浸水せずに渡りきれた。登山口に戻ると先客の車は既に消えていた。シシゴヤノ頭往復で出会わなかったので大源太山に向かったはずで、あちらの方が距離も標高差もあるので私より早く戻ってくるのは不可能に近い。ということは、北沢の渡渉で引き返したと解釈するのが最も合理的だろう。秋の渇水期になると容易に渡れる程度まで水量が減るのだろうか。

 

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